【本当に安全なの!? 黒い疑惑が多い「すき家」】


登場キャラ…会長会員Aさん、会員B


【「牛丼のひみつ」について 「内容検証編」】
会員A 「さて、これからいよいよ「牛丼のひみつ」の内容について検証していく訳ですが…」

会長 「どんなことが書かれているか楽しみだよな。」

会員A 「会長!! 自分で話に振っておいて読んでいないんですか!!」

会長 「「一応」店舗に届いた時に軽く読んだよ(笑)。」

会員A 「そういうのは「読んだ」んじゃなく「目を通した」っていうんです。」

会長 「まあ、俺としては本の内容よりもまず表紙にある「日本PTA全国協議会推薦」という表記に違和感を覚えるけどな。
    推薦していいものと悪いものがあるだろって(笑)。」

会員A 「別にPTAのフォローをするつもりはないですけど「まんがでよくわかるシリーズ」っていうくらいだから、
     この「シリーズ」全体を推薦するってことなんじゃないんですか?」

会長 「だよな(笑)。どうもおかしいと思ったよ。いくらなんてもこんな本を推薦されちゃ保護者もキレるよな。
    「PTAもなんて本推薦してくれるんだ!」って。」

会員B 「まあ、キレることはないと思いますけど(苦笑)。」

会員A 「会長! その発言は出版社や漫画家の人に失礼ですよ。
     「このシリーズは協賛企業から取材提供と資金提供を受けて作られている」んだから、
     その企業の闇の部分を読者に教えてどうするんですか!」

会員B 「それに基本的にこの手の本には都合のいいことしか書かれていませんからね。」

・・・

会長 「そもそも何で「牛丼のひみつ」なのに「吉野家」じゃなく「すき家」なんだよ! 普通「牛丼」といえば「吉野家」だろ?
    それとも世間的一般の認識では牛丼といえば「すき家」なのかよ?」

会員B 「たしかにそれは言えますよね。」

会員A 「ただ単に店舗数の関係じゃないんですか?
     この本の初版発行時期がすき家が吉野家の店舗数を超えた時期とも重なりますし…」

会長 「そうなんだ(笑)。俺はなんらかの「政治的意図」が絡んでいると思ってた(笑)。」

会員B 「「政治的意図」って、何ですか(笑)。」

会長 「まあ何だ、「裏金」とか「献金」とか…」

会員A 「だから「協賛企業」って言ってるじゃないですか! 取材協力してくれる企業の悪口書いてどうするんですか!
     暴露本じゃないんだから…」

会長 「たしかに…こういう企業は理屈じゃないんだな(笑)。」

・・・

会長 「本部から店舗に配布された本には「訂正版」って書かれてるけど、これってどういうことなんだろうな。
    たしか初版のハズだろ?」

会員B 「よくわからないですけど、あまりにもゼンショーの自作自演がひどすぎて監修元である出版社のほうから
     「待った」がかかったんじゃないですか? 「ねるとん」みたいに「ちょっと待った!」って(笑)。」

会長 「だろうな。ゼンショーの言い分を100パーセント鵜呑みにするなら
    「ゼンショー賛美」のとんでもない本になっちまうだろうからな(笑)。

    でもさあ、「訂正版」という割には「ツッコミどころ満載」っていうのはどういうことなんだよ。」

会員B 「それは…まあ、漫画家の人は提供された資料を元に書いているわけだし、
     出版社だって現実のすき家を知ってるわけじゃないでしょうから、
     ある意味しょうがないことなのかもしれませんけどね。」

・・・

(中略)

・・・

     【食品の安全性について↓】
     「国で決められた基準よりもさらに厳しい、わが社の基準をクリアしたたまねぎでなければ輸入しないんです。
     国の基準→わが社の基準→welcome!!」

会長 「こういう「我が社の基準」というのが1番あぶねえんだよな。
    「我が社の基準」が国の基準より本当に厳しいなんて保障はねえんだから…」

会員B 「たしかに(苦笑)。」

会員A 「仮に本当に厳しい基準だったとしても、それが実際に守られているかどうか限りなくあやしいですよね。
     うちらも今まで散々見てきたじゃないですか。
     ゼンショーは「労働基準法を守っていることになっています」、しかし実際は全く守られていません。
     「厨房内は禁煙になっています」、しかし実際にはほとんどの店舗でタバコを吸っています。って。」

会員B 「たしかに、いくら厳しい基準を設けても実際に守られていなければ何の意味もないですからね。」

     「なんで、そんな面倒なことをするのじゃ?」
          ↓
     「それはもちろん…食品の安全性と品質を重要に考えているからですよ!」
          ↓
     「すごーいッ!」「さすがじゃッ!」パチ パチ パチ

会員B 「ゼンショーさん、自演乙です(笑)。」

会長 「でもさあ、本当に「食品の安全性と品質を真剣に考えている」のならまず現場である店舗で
    「「賞味期限」や「ホールディングタイム」を守る」とか、「冷蔵保管のものを常温放置しない」とか、
    「過剰キープをしない」とか、そういうことを徹底させるべきだろって。」

会員A 「たしかに、店舗にいくらいい状態の食材を届けても、すき家のように冷蔵保存のものを何時間も常温放置していれば
     「安全」なものでも「安全」でなくなってしまいますからね。」

・・・

     【原産地ボードについての説明↓】
     「お客様に安全なメニューを安心して食べていただくための工夫の1つだよ。」

会長 「メニューによっては産地を表示をしていないのに「安心して食べていただくための工夫」も何もないだろって。
    まあ、何とは言わねえけど、「うなぎ」とかな(笑)。」

会員B 「当時ネットでも話題になりましたからね。「すき家ではうなぎが中国産なのを隠している」って。」

会長 「ゼンショーは「当時はお客様の混乱をさけるためにうなぎの原産地を公表しなかった」と、
    あくまで「客のため」を強調しているけどな(笑)。」

会員A 「まあ、本の出版時はしょうがないと思いますよ。世間では「毒入り餃子事件」とかあって、
     中国産の食材を使用していることに対して敏感な時期でもありましたし…」

会員B 「最近ゼンショーは「国産だけではまかないきれない」とか
     「どこ産を使用してるかではなく、安全を調べて保障することが重要」って主張を変えてきましたけどね。」

会長 「だけど相変わらず「うなぎ」の原産地は公表していないわけだろ? 
    「どこ産なのかは関係ない」と言いながら、この対応って企業としてどうなんだよ。」

会員B 「一応そのことを本部に確認したら
     「とりあえず会社としてはうなぎの原産地をボードで公表する予定はありません」
     って言ってましたからね。」

会員A 「ゼンショーで使用している食材のほとんどが中国産なのに、
     「原産地ボード」に中国産という表記が1つもないというのは「会社に都合の悪いものは隠そう」
     という意図を感じますね。」

・・・

(中略)

・・・

会員A 「こうして本の内容を検証してきたわけですけど実際に振り返ってみてどうですか?」

会長 「俺的には思ったほどツッコミどころがなくて話のネタとしては不満だけどな。」

会員A 「「話のネタとして」って、本の内容と全然関係ないじゃないですか! ほんとに本を読んだんですか?」

会員B 「そうですよ! 自分で話に振っておいて何考えているんですか!!」

会長 「ちょっとした冗談なのに、何もそんなにキレなくても…ヒデエやつらだよな(苦笑)。」

会員B 「まあ、会長の意見は論外として僕が印象に残ったのは…やっぱり最後の場面ですね。」

会長 「「ボロン星は生まれ変わったのね…」、「ボロン星にできることは地球にだってできるさ。」
    という感動の場面だよな(笑)。」

会員B 「僕はその言葉はゼンショーにも当てはまると思いますよ。」

会員A 「と言うと。」

会員B 「たしかに、今のゼンショーは従業員の待遇も悪いし、法律違反も多い会社なのかもしれない。
     しかし、いつの日にかゼンショー自身が変わることができる日がきっと来る、
     そういう日が来ると僕的には信じたいですね。」