【「牛丼のひみつ」について】 |
会長 「お前ら、今日は「牛丼のひみつ」について語ろうぜ!!」 会員B 「会長、牛丼屋で働いている従業員が今更「牛丼の秘密」を語る意味があるのですか?」 会長 「お前バカだな。「牛丼のひみつ」っていったら、「学研まんがでよくわかるシリーズ」 の「牛丼のひみつ」に決まってるだろ!」 会員A 「会長、その持って行き方はチョット強引過ぎますよ(笑)。 初めから「「学研の牛丼のひみつ」について語りたい」って言えばいいじゃないですか。」 会長 「まあ、そうだよな(笑)。」 会員B 「たしか、2年ほど前に全店に配布されましたよね。まあ、僕的には 「配布時期が豚丼の販売終了と重なるのは何かしらの意図があるのでは」という感じがしないでもないですけどね。」 会長 「たしかに会社としては「豚丼を終了して牛丼を積極的に売りたい時期だった」 というのもあるのかもしれないけど、いくら何でも考えすぎだって。」 ・・・ 会長 「そもそも、この「牛丼のひみつ」って売れてるのかよ? 俺の家の近くに大きい本屋があるけど、売ってるの、見たことないぜ!」 会員A 「たしか、このシリーズは非売品で、小学校や図書館に無料配布されるものと 企業PR景品として提供されているものしかないらしいですからね。」 会長 「「小学校や図書館に配布」って(笑)、どこかの社会主義の国じゃないんだから善良な市民を小学生のうちから 洗脳しちゃマズイだろ?って。この手の本はゼンショーに都合のいいことしか書かれてないんだから…」 会員A 「たしかにそれは言えるでしょうね。「牛丼の謎」(イースト・プレス)という本にも、 この「牛丼のひみつ」について触れられていて、実際本を読んだ筆者が 「ゼンショーの、ゼンショーによる、ゼンショーのための本」って書いてますからね。」 会長 「まあ、ゼンショーとしては「多少の金を注ぎ込んでも嘘のイメージ植え付けときゃ後々の企業戦略が楽になる」 って計算が働いているだろうからな。」 会員B 「下手なCMで何百万も使うよりも安上がりですしね。」 会長 「でもさあ、本当に小学生のことを考えているのなら、 こんな嘘八百を並べた本より、もっと現実を見せるべきだぜ!」 会員B 「たしかに「事実は小説より奇なり」って言いますしね。」 会長 「どこかの出版社が出してくれねえかな。小学生向きの「ゼンショーのひみつ」ってやつ。 そうすれば、この会社が「いかに悪いことをしてきたか」、「いかに嘘をついているか」ってわかるだろうから、 それも子供が喜びそうな「勧善懲悪」の形式で。まあ、「学研」は金もらってるから無理そうだけどな(笑)。」 ・・・ 会長 「その「牛丼の謎」の中で「牛丼のひみつ」について具体的にどう書いてあるの? 正直ゼンショー関係者以外の人の意見って気になるんだけど。」 会員A 「まず、「すき家の牛丼を食べてウマイと驚き、すき家の安全管理を全面的に賛同することに重きが置かれている」 と本の内容を大まかに説明してますね。そして「未だに米国産の牛肉を使っている店舗はいかがなものかと、 間接的に吉野家をチクリ」とゼンショーが吉野家批判をしていることを暗に示し、そして筆者の感想として 「この本を読み終わった小学生は、もうゼンショーグループ以外では、牛丼は食べたくなくなっているかもしれない」 と結論づけられていますね。」 会員B 「そう簡単に結論づけられても(笑)。」 会長 「たしかに1冊の本を読んだだけでゼンショーの全てを悟った気になってもらっても困るよな。」 会員B 「それに「米国産の牛肉を使っている吉野家をチクリ」って(笑)。」 会員A 「まあ、ゼンショーが吉野家批判するのはいつものことですけどね。 実際、以前のZBCのインタビュー内でも社長が「あのオレンジ色の変なのあるだろ?」 って吉野家をバカにした発言を行っていますし…」 会長 「社長も吉野家の社員時代に相当嫌な目に合ってるんだろうな(笑)。 それに今だから言えることだけど「米国産の牛肉使わない」って、何言ってるんだって。 そこまで強気に出といて結局使うんじゃねえか! 「もう、本、回収しろ」って。教育上マズイだろって。」 会員B 「読んだ小学生も「あれ? 本には「使わない」って書いてあるのに「どうして???」」 って思うでしょうしね。」 会長 「本来こういう児童向けの本では「嘘をついてはいけませんよ」と教えるべきなのに、 こんなの見せられた日には「時と場合によっては嘘をついてもいいのか」って判断するだろうからな。 出版元の「学研」だって「ゼンショーさん、聞いてないよ。」って思うって。」 会員B 「もう、「学研」は教育や学習を専門に扱う出版社としての「面目丸潰れ」ですよね。」 会員A 「もちろん「本を出版した時と現在では事情が異なる」と言われればそれまでですけど、 企業の方向性を安易に180度転換するのも正直どうかなと。」 会長 「そういうのを世間一般では「二枚舌」って言うんだよな。 まあ、「ゼンショーらしい」といえばそれまでなんだけどな(笑)。」 ・・・ 会員A 「この「牛丼のひみつ」という本は「鳥取県のホームページで「おすすめの一冊」 として紹介されている」らしいですよね。」 会員B 「「おすすめの一冊」って(笑)。それでいいのか「鳥取県」!!」 会長 「いや、内容の事実確認もしないで「おすすめの一冊」はさすがにマズイだろ? 教育委員会もゼンショーの言ってることをそのまま「鵜呑み」しちゃダメだって(笑)。」 会員A 「たしかに子供には善悪の判断は難しいでしょうし、「いい」ものは「いい」、「悪い」ものは「悪い」 って大人が判断してやるべきですよね。」 会員B 「まあ、「おすすめ」といっても、正直それほどプッシュしてないと思いますよ。 よく「ファミレス」とかで「店長のおすすめ」ってあるじゃないですか? 実はほとんどの場合、会社からの指示で「店長」の意図とは何の関係もないらしいですからね。」 会長 「たしかに「店長のおすすめ」といいながら、実は「工場が抱えている在庫の処理」だったり、 会社が「新商品を売るための手段」だったりするからな。」 会員A 「「鳥取県」もゼンショーのことをたいして理解してないんだったら、 軽い気持ちで「おすすめ」なんて言って欲しくないですよね。」 会員B 「たしかに、子供に「キレイごとばっか」「嘘ばっか」の本読ませたりすれば、 今後の人格形成に大きな影響与えるでしょうからね。」 会長 「だから本当に子供のことを考えているのだったら、 こんなゼンショー賛美の「わけのわかんねえ本」読ませるよりも「ケーススタディー」として ゼンショーの悪事を教え込むことのほうがよっぽどためになるんだよ。」 会員A 「犯罪の低年齢化が進む昨今、分別のある大人が教え込ませなきゃいけませんからね。 「善は栄え、悪は滅びる」って。」 会員B 「まあ、「ゼンショーが滅びる」のはまだしばらく先のことでしょうけどね(笑)。」 |